2024年1月27日(土)、2024さっぽろ雪まつりが行われる大通公園で、大雪像制作見学会が開催されました。
事前募集に当選した市民の皆様の合計約100名にご参加いただき、大通会場4、5、7、8丁目の大雪像見学を行いました。
各丁目の制作隊長や、自衛隊の皆様が、雪像制作のポイントや見どころを解説しました。
大通会場4丁目大雪像 ウポポイ(民族共生象徴空間)×『ゴールデンカムイ』
この雪像制作するのは、陸上自衛隊第11旅団 第11特科隊、第11高射特科隊、第11偵察隊のみなさん。
のべ2,000人が携わり、大雪像はもう6〜7割ほど完成してきているそうですよ。参加者の方々も隊員の皆さんにたくさん質問していました。出来上がるのか楽しみですね!
大通会場5丁目大雪像 栄光を目指し駆けるサラブレッド
「プロジェクションマッピングの映像を投影する雪像はどうやって作られるか」という参加者からの質問には、写真データを実際にプロジェクションマッピングの投影機で雪に写し、特殊な青いペンで下書きをし、緻密に雪像を制作すると教えていただきました。
この雪像制作で特に苦労している部分は、馬の顔や騎手のシルエットを表現する部分だそうです。
中山峠から採雪された、真っ白な化粧雪を最後に施すと完成となります。分厚く貼り付ける作業は腕がとても痛くなるそうです。
大通会場7丁目大雪像 ノイシュバンシュタイン城
さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第3雪像制作部会と、市民ボランティアの皆さん、のべ約1,000人の皆さんに制作に励んでいただいています。
長谷川隊長は、「昨日は、中山峠から化粧雪を運ぶのに、道路事情もあり3時間半もかかって、まさに”努力の結晶”です。綺麗なお城を是非見に来てください」とお話されていました。
また、制作スタッフの高木さんからは、「17年間雪像制作に関わっていますが、雪に触れて制作するのは1年のうち、この1カ月だけ。とても短いです。経験の積み重ねで、毎年異なる気温変化などに対応しています。」とのお話もあり、様々は裏話を聞くこともできました。
雪まつり期間中も積雪や気温によってメンテナンスをしていくそうです。
大通会場8丁目大雪像 旧札幌停車場
1908年に完成し、1952年まで使われていた三代目の札幌駅駅舎を再現した建物です。
陸上自衛隊第18普通科連隊の自衛隊員の皆さんが制作している様子を間近で見学することができました!
連隊の伝統技術「アイスブロック工法」で窓枠などの装飾の立体的な表現を出すことなどを解説いただきました。
一部の会場の制作過程は、雪まつり公式サイトでご覧いただけます。いよいよ、2024さっぽろ雪まつりは、2月4日(日)から!どうぞお楽しみに!
2024さっぽろ雪まつり開幕まであと一週間となりました。
大雪像の完成を楽しみにお待ちください!